『レバレッジ2倍』ってなんですか?
レバレッジ取引とは
仮想通貨の取引方法には現物取引と証拠金取引の2種類の方法があります。
証拠金取引については別記事で詳しく解説しています。
現物取引と証拠金取引の違いが良くわからないという方は下のリンクからどうぞ。
証拠金取引は取引所に証拠金を預けて、その証拠金を担保に仮想通貨を借りて空売りしたり、資金を借りて仮想通貨を買ったりします。
この時、証拠金の金額以下での取引はただの証拠金取引ですが、レバレッジ取引は証拠金の金額以上の運用が出来ます。
『レバレッジ2倍』というのは、証拠金の2倍までの金額を取引できるという事です。
証拠金を1万円預けると2万円のXRPを買う事が出来ます。
2022年2月現在、国内の暗号資産取引所では、個人投資家のレバレッジ倍率は最大2倍までとする制限が掛けられています。
外国の暗号資産取引所では10倍を超えるレバレッジ取引を行える取引所が数多くあり、中には1000倍のレバレッジ取引を行える取引所まであります。
レバレッジにまつわる用語
『レバレッジ』の語源は英語の『レバー(lever)』です。
『レバー(lever)』とは小さい力で重い物を動かすてこの原理の『てこ』の事です。
『レバー(lever)』+『状態(age)』で『レバレッジ(leverage)』となります。
- レバ:レバレッジを略して「レバを掛ける」などと言います。
- ハイレバ:高いレバレッジ倍率の『ハイレバレッジ』の略。
- フルレバ:最大レバレッジ倍率の『フルレバレッジ』の略。
レバレッジ取引のメリット・デメリット
メリット 1:少額の資金で多額の取引が出来る
取引に使える資金が1万円あるとします。
国内の取引所で2倍のレバレッジ取引を行うと2万円分の仮想通貨を取引出来ます。
国外の取引所で100倍のレバレッジ取引を行えば100万円分の仮想通貨取引を行えます。
このようにレバレッジが高いと少額の資金でも多額の取引が出来ます。
メリット 2:少しの値動きで多くの利益を得られる
レバレッジ100倍の取引をすると利益も100倍になります。
1万円の資金で100万円分の仮想通貨を買ったとします。
1%値上がりしたところで売ると101万円になるので、1万円の利益が出ます。
つまり1万円の資金で1万円の利益を出したので、利益は資金の100%ということです。
デメリット:少しの値動きで多くの損失が出る
メリット2の逆で、レバレッジ100倍の取引で1%の損失が出ると資金は無くなってしまいます。
1万円の資金で100万円分の仮想通貨を買ったとします。
1%値下がりしたところで売ると99万円になるので、1万円の損失が出ます。
つまり1万円の資金は全て損失してしまう事になります。
まとめ
レバレッジ取引を始めるにはよく勉強してからにしましょう。