『逆指値』ってなんですか?
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注文方法の種類
仮想通貨の取引では『成行』『指値』『逆指値』の注文方法があります。
それぞれで『買い』と『売り』の注文があるので、全部で6種類の注文方法があるという事です。
これらは仮想通貨だけではなく、株式やFXの取引でも使われている注文方法です。
成行注文
これは成行注文の画面です。
step
1売買区分の選択
保有するリップルを売る場合は『売』を、リップルを買う場合は『買』をクリックします。
step
2取引数量を入力
売買するリップルの数量を入力します。
成行注文に必要なのは以上2ステップです。
成行注文では売値や買値を指定しません。
いくらでもいいので、その時点での価格で「買いたい」「売りたい」という場合に使います。
この取引板の状態で『成行で5000XRPを買う』という注文を出すと
- 『89XRPを93.000円で購入』
- 『4744XRPを93.056円で購入』
- 『167XRPを93.086円で購入』
という取引が成立する可能性が高いと思われます。
『成行で5000XRPを売る』という注文を出すと
- 『1895XRPを92.974円で売却』
- 『2000XRPを92.962円で売却』
- 『1105XRPを92.892円で売却』
という取引が成立する可能性が高いと思われます。
「価格が下がり始めたので早めに売ってしまいたい」というように『確実に売買することを優先する場合』には成行注文が良いでしょう。
ただし、取り引きは刻一刻と行われているので、出した注文が約定するまでのほんの一瞬の間に価格が大きく動いてしまい、想定外に高い価格で購入したり、安い価格で売却してしまうリスクもあります。
指値注文
注文画面で【指値】をクリックすると入力項目が追加されて、表示はこのように変わります。
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1売買区分の選択
保有するリップルを売る場合は『売』を、リップルを買う場合は『買』をクリックします。
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2取引数量を入力
売買するリップルの数量を入力します。
step
3注文タイプの選択
【指値】をクリックすると執行数量条件の選択項目が追加表示されます。
step
4執行数量条件の選択
一度に約定しなかった場合に残った注文をどうするかを選択します。
step
5注文レートを入力
希望する売買価格を入力します。
指値注文に必要なのは以上5ステップです。
成行注文と違い、指値注文は売値や買値を指定します。
指値注文は売買価格をいくらにするかが難しいです。
急がないので少しでも安く買いたいと思えば『92.000円で5000XRPを買う』という注文を出します。
しかし価格が下がらなければ、いつまで経ってもリップルは購入できません。
相場が上がりそうなので早めに買いたいという時は『92.975円で5000XRPを買う』などという注文を出します。
それでも価格が上がってしまい買う事が出来ない事も考えられます。
それならば『92.977円で6800XRPを売る』という注文が板に並んでいるので、『92.977円で5000XRPを買う』という注文を出せば取引が成立する可能性は高いと思われます。
しかし、それでも他のユーザーに先に買われてしまい、自分は買えないという事態も考えられます。
「90円以下なら買いたい」など『売買する金額が優先する場合』には指値注文が向いています。
ただし、相場が希望した価格にならなくて売買が成立せず、取り引きのチャンスを逃してしまう可能性があります。
逆指値注文
注文タイプで【逆指値】をクリックすると表示される画面です。
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1売買区分の選択
保有するリップルを売る場合は『売』を、リップルを買う場合は『買』をクリックします。
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2取引数量を入力
売買するリップルの数量を入力します。
step
3注文タイプの選択
【逆指値】をクリック。
step
4注文レートを入力
希望する売買価格を入力します。
逆指値注文に必要なのは以上4ステップです。
指値注文は『92円になったら買い』『94円になったら売り』というものです。
買う時は安く、売る時は高くという事です。
逆指値は文字通りこの逆の注文方法です。
つまり、設定した価格より高くなったら買う、もしくは安くなったら売るというものです。
価格が上がると考えて93.000円で5000XRPを買ったとします。
この取引板を見て、この後『92.831円で20000XRPを買う』という注文まで成立したとすれば、その後価格はもっと下がると予想出来ます。
それ以上損失を大きくしたくない場合には『92.830円で5000XRPを売る』などという逆指値注文を出します。
この場合は92.830円まで価格が下がらなければ取り引きは成立しません。
または、92.000円で5000XRPを買っていたとします。
同じく『92.830円で5000XRPを売る』という逆指値注文を出しておけば、それ以上価格が下がったとしても利益を確定する事が出来ます。
安くなってから売るのでは損をすると思えるでしょうが、逆指値注文を出しておくことで、損失が出たとしても限定的にする事が出来ます。
もしくは、損失を出さないように、利益を確定したい場合にも活用する事が出来る注文方法です。
忙しくて相場をチェックする事が出来ないという場合でも、あらかじめ金額を決めて逆指値注文を出しておく事で、自動的に売る事が出来ます。
また、逆指値では「ある一定の金額を超えたら買いたい」という時に活用する事が出来ます。
『93.100円で17000XRPを売る』という注文まで成立した場合を考えます。
この注文まで買われたとすると、その後価格は急騰すると考え『93.101円で5000XRPを買う』などという逆指値注文を出します。
この場合、93.101円まで価格が上がるまでは取引は成立しません。
高くなるのを待って買うなんて損だと思うかもしれません。
しかし、相場がどちらに動くかわからない時は、ある価格まで上がった事を切っ掛けに上抜けする事を予想して、逆指値の買い注文を入れておくという作戦も有力な取引方法です。
まとめ
『指値注文』は取引機会よりも価格を重視する時に利用。
そして『逆指値』は相場が考えとは逆に動いた時のリスク軽減の為、もしくは、相場がどちらに動くかわからない時の戦略に使えるんですね。
それぞれの注文方法の特徴を理解して、今何を重視するかによって使い分けられるようにしましょう。
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